12月26日、TOKYO-FM「SUPER GRAND COUNTDOWN 2007 DOWNLOAD MUSIC CHART 年間チャート2007」(31日16:00から放送)の公開録音が、原宿KDDI デザイニングスタジオ(通称:Kスタ)で行われた。Kスタはカフェあり、auの最新機種の展示あり、ライブありと、楽しみながらKDDIを知ることができるコミュニケーション施設。原宿という立地のよさで内部はいつも若者でにぎわっている。
そんなKスタに現れた今回のゲストは、2007年『愛しい人よ』や『ギフト』など、立て続けにヒットを飛ばし、今最も勢いに乗ると言っても過言ではないET-KING(イーティーキング)。クリスマスイブの24日にもココでライブを行い会場を沸かせたばかり。
レゲエ、HIPHOP、テクノ、ロック、歌謡曲、演歌までも取り入れた何でもありのサウンド・プロダクションに、ハッピ着用・タオル振り回しなどオーディエンスを熱狂させるパフォーマンスにも定評ありの7人組。東京に出て来ることも多くなった今でも、大阪在住を頑なに守り、通天閣のふもとに家を借り共同生活を送っているという。
そんな濃い環境だからこそ生み出すことができた濃縮された楽曲群と、大阪在住ならではの芸人顔負けのユニークなキャラクターが彼らの魅力。今日の公開録音にはリーダーのイトキンとTENNが登場。気さくな大阪の兄ちゃんぶりを発揮し、会場を埋め尽くすファンを終始爆笑の渦に巻き込んでいた。
この公開録画がオンエアされる大晦日の12月31日にはなんと、5枚目のニューシングル『晴レルヤ』を満を持して発売する。収録後、彼ら二人にインタビューを行うことができた。
「(晴レルヤは)もう5年前に作った曲なんですよ。ずっとあっためてた曲なんです。アルバムにも入れんと。たくさんの人に聞いてもらえるようになってから出したいなあと思ってて。歌ってた中で、お客さんが増えてきて、お客さんを励ませて、自分らの励みにもなる曲ができたらええなあと思って完成した曲なんです」(イトキン)
これから忙しくなったとしても大阪を離れるつもりはないという。「大阪」という環境と、創作が密接につながりあっているのだ。違う場所では、自分たちの思ったものとは違うものができてしまう。
この年末はさすがに忙しくて東京に滞在する彼らだが、やはり都内某所のマンションで7人共同生活を送るという。プライベートのない生活で困ったこととかはないのだろうか?
「それが、特にはないですねえ。仲はいいです。気持ち悪い話ですけどねえ(笑)」(イトキン)
31日という発売日にこめた思いとはどのようなものなのだろうか。
「レゲエのリズムが強い曲なんで夏がええかなあとも思ってたんですけど、年末の、このなんともいえない気持ちの高まりにも合ってると思うんで。元気の出る応援歌やと思います。次の日がもう2008年なんで、みなさんの2008年がまるごと晴れたらええなあと」(イトキン)
ちなみに、イトキン・TENNともに好きな本は矢沢永吉の『成り上がり』。来年度の彼らの成り上がりっぷりに大いに期待!