弥生美術館は2008年1月3日から、「生誕120年記念 カリスマ挿絵画家・高畠華宵(たかばたけ・かしょう)展 少女よ、永久にそのよき日を愛せ…」を開催する。期間は3月30日まで。

高畠華宵・画「紅薔薇」(『少女画報』大正15年5月号 口絵)

高畠華宵・画 (仮)「愛し薔薇」便箋表紙絵(昭和初期頃)

今なお"カリスマ挿絵画家"と呼ばれる高畠華宵は、大正末から昭和初期にかけて、新聞小説の挿絵や雑誌の表紙などで活躍した。線描でリアリズムを追求した作風ながら、妖艶さと透明感が混在した絵は、若い女性を中心に熱狂的な支持を得て一世を風靡した。

同展では、高畠華宵の初公開作品・資料を含めた約500点を一堂に展示する。作品は、「乙女の部屋」「華宵の部屋」という2ゾーンで構成。「乙女の部屋」では、少女をモチーフとした絵が並ぶ。一方「華宵の部屋」では、少年を描いた絵や日本画、高畠華宵に関する資料などを紹介する。

入館料は一般が800円、大学・高校生が700円、中・小学生が400円となる。開館時間は10時~17時まで、休館日は毎週月曜日(ただし祝日の場合は月曜日開館、翌火曜日休館)。なお、上記の入館料で竹久夢二美術館も入館することができる。