Pioneers of the Inevitableは27日(米国時間)、オープンソースのジュークボックスソフト「Songbird 0.4」を開発者向けに公開した。対応プラットフォームはWindows XP / VistaとLinux x86、およびMac OS X 10.4以降。
今回のリリースでは、右サイドバーなどウインドウ内で任意のプラグインを動作させる新機能「Display Panes」が追加。ウインドウ下部にはWikipedia、左下にはFlickrの写真を表示しつつ音楽を再生するといった、複数のアドオンの同時利用が可能になった。
iPodとの同期を可能にするアドオン「iPod Device Support」も更新、iPod touchとiPhoneを除くすべてのiPodシリーズに対応するなど、サポートが改善された。アプリケーション全体の品質と安定性も向上、一般ユーザ向けの公開に向け前進したリリースとなっている。
Songbirdは、Mozillaが推進するXUL (XML User Interface Language) 技術をベースに開発されたジュークボックスソフト。XULはプラットフォーム非依存のアプリケーションフレームワークであり、高い開発効率と移植性を実現する。Webなどインターネットとの親和性が高く、洗練されたユーザインタフェースを持つことから、SongbirdのほかにもP2Pの技術を利用したネットテレビサービス「Joost」など、オープンソースソフトウェアの開発にも利用され始めている。