アサヒビールは2008年3月4日、野菜と果実を使った缶入りカクテル「アサヒ ベジーテ」を発売する。同商品は、トマト果汁入り低アルコール飲料「アサヒ トマーテ」に続くアサヒビールとカゴメの共同開発品で、にんじんやほうれん草など21種類の野菜汁と4種類の果汁がそれぞれ20%入っているとのこと。アルコール度数は4%。

「アサヒ ベジーテ」。野菜と果物のイラストを配したパッケージ

野菜汁は、カゴメのヒット商品であるという野菜ジュース「野菜生活100」の原料を主に用いつつ、「アサヒ ベジーテ」専用のオリジナルミックスにしたものを使用。にんじんやアスパラガス、ブロッコリー、かぼちゃなどが入った野菜汁にオレンジやレモンなどの果汁をミックスすることで、飲みやすいカクテルに仕上げたとのことだ。同社広報によると、「味はオレンジをベースにしたすっきりとした甘さで、野菜の繊維感はなくさらっとした飲み口です」。

同商品開発の背景には、健康志向の高まりとともに拡大を続ける野菜飲料市場における、野菜と果実を使ったミックスジュースの人気の高まりがあるという。「野菜と果実を使ったミックスジュースは、おいしく野菜を摂れるというヘルシーなイメージで幅広い年齢層に受け入れられており、今後は野菜使用の低アルコール飲料という新しい市場を拡大していきたいです」(同社広報)。内容量は335ml、価格は187円(税抜)となっている。