ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、開業7周年を記念した新アトラクション「ファンタスティック・ワールド」を2008年3月中旬にオープンさせる。同アトラクションのテーマは「地球上に存在するすべての命のつながりや大切さ」。日中に数回、毎日開催されるミュージカル・ファンタジーだ。
2匹のホワイトタイガーの子供が、自然や動物たちに導かれて天地創造の不思議さや素晴らしさを探しながら、「命を生み出す種(命の種)」の意味を理解していく冒険ストーリーの「ファンタスティック・ワールド」。アーティスティックな音楽とチャーミングでエキゾチックな衣装のパフォーマー、そしてこれまで見たこともない「命の種」をイメージして制作された可動式の巨大ステージを中心に繰り広げられる。
同アトラクションが上演されるのは、ハリウッド・エリアの人気アトラクション「E.T. アドベンチャー」前のストリート上で、そこに巨大な3台の可動式ステージが約60名のパフォーマーとともに登場する。3台の内、種(たね)をイメージしたしずく型の形状である2台のステージが、中央の巨大ステージを中心にして連結。その大きさは高さ約13m、幅約47mにも及ぶ。
この巨大ステージが作り出す空間は「もうひとつの地球」をイメージ。その表面に仕込まれたLEDによって空や海、植物や動物が映し出され、その映像は360度四方から見ることができる。さらに、まるで種が芽吹き蓮の花が咲くように、その花びら部分が開く。この3台のステージを舞台に、ヒョウやサルなど様々な動物に扮したパフォーマーたちが、空中ブランコやスウェイポールなどダイナミックなテクニックを駆使して躍動的な演技を披露。さらに世界中のさまざまなジャンルの音楽が、生命のつながりや大切さを力強く表現していく。