米IBMは、オフィススイート「Lotus Symphony」のβ第3版を公開した。対応プラットフォームはWindows XP / VistaとLinux、サポートされる言語は英語のみ。バイナリパッケージのダウンロードには、無償で入手できるユーザアカウント (IBM ID) が必要。
今回のリリースでは、処理速度が最大30%向上するなどパフォーマンスが改善したほか、自動セーブ機能やプレゼンテーションをHTML / JPEGで出力する機能が追加された。プレゼンテーションエディタ使用時には、画像やページのプロパティを設定するためのサイドバーが利用可能になった。
他の表計算ソフトとの互換性向上を目的として、CSV(.csv、.txt)とODF(.odf)、MS-Excel(.xls)形式の表計算ファイルをインポートする機能も新たに用意されている。インストーラにアップグレード機能が追加されたことにより、β3を導入する前にアンインストールする必要はなくなった。
開発チームが運営するブログに投稿された記事によれば、β3は国際化対応を中心に開発が進められ、2~3週間以内には英語を含む24種の言語に対応したマルチリンガル版がリリースされる予定。なお、21日現在では英語版のみ公開されている。