合わせてお読みください
第1回『nendo』で作るパーソナライズドホームページの魅力とは? (前編)
第2回『nendo』で作るパーソナライズドホームページの魅力とは? (中編)
第3回『nendo』で作るパーソナライズドホームページの魅力とは? (後編)
これまで2回にわたってグローバルメディアソリューション(GMS)のパーソナライズドホームページ『nendo』の魅力について紹介してきた。同種サービスは数あれど、"ユーザーコミュニケーション"という従来にない視点に基づいたnendoにはそこに埋もれない独自性がある。"ユーザー同士のつながり"を作るSNS的な機能はもちろん、ユーザーの個性を主張できるページを構築可能な点は、大きな特徴となっている。とはいえ、nendoはまだ完成しているわけではない。19日より「α2」にアップデートされ、さらにβ版に向けて様々な改善や新機能の実装が予定されている。投入予定のサービスや技術的な展望、またビジネスモデルなどは気になるところだろう。最終回となる第3回では、池田秀行同社CTOにnendoの今後の構想について語っていただいた。(編集部)
『nendo』の今後のサービス展開について
――新ガジェットの投入について
nendoはコミュニケーション系の機能を中心として、それらをガジェット形式で提供しているパーソナライズドコミュニケーションプラットフォーム(PCP)ですので、まずはコミュニケーションの活性化につながるガジェットを中心に展開していく予定です。
また、nendoでは中立的な立場で様々な外部サービスに対応していくことができます。現在提供している画像や動画といったコンテンツのみに留まらず、様々な外部のサービスについても対応の幅を広げて、より便利に使っていただけるようガジェットを取り揃えていきたいと考えています。
さらにガジェットだけではなく、nendoの大きな特徴であるチャンネルをより有効に活用していくための機能も想定しており、β版に向けてはチャンネル機能の大幅な改善も予定しています。
――ガジェット開発用SDKの配布についてnendoはアイデア次第で様々なスタイルや使い方を楽しめるサービスですので、APIを公開してユーザー参加型でガジェットを開発できるという形は、開発当初から視野に入れています。
ただし、nendo上でユーザーのガジェットを動作させるには、個人情報へのアクセスなどのセキュリティに対する配慮が必要です。安全性の確保を十分に考慮しながら検討を進めていかなければいけませんね。
また、Flash/Flexベースでの開発となるため、実現できる機能の範囲は大きくなるのですが、どうしてもHTML+JavaScriptベースのガジェット開発に比べてハードルが高くなってしまいます。開発の敷居を下げることも大きな課題のひとつになってくると考えています。
――「nendo」を盛り上げていくプロモーション
開発合宿、生みの苦しみ(?)の様子 |
GMSのスタッフにはイベントや企画好きなメンバーが集まっていますので、β版公開のタイミングなどでは何か面白い企画を考えたいですね。
先日、エンジニアの採用活動と合わせて、「Ustream」と「Lingr」でおもしろい試みをしました。開発合宿の風景をUstreamを使ってライブ中継したり、Lingrを用いてチャットで直接質問を受けつけたり。今後も「nendo」に絡めたおもしろい企画は随時行っていきたいと思います。
β版の公開時期ですが、α版でユーザーの皆様からお寄せいただいたフィードバックなども取り入れたかたちで、2008年前半を予定しています。