本田技研工業は、電子制御燃料噴射システム「PGM-FI」を搭載した400ccネイキッドモデル「CB400 SUPER FOUR」と、ハーフカウルを装着した「CB400 SUPER BOL D'OR」を12月25日より発売する。ともにボディカラーはソリッドタイプとツートーンカラーが選べるほか、CB400 SUPER FOURではカラーオーダープランも選択できる。ともにABSを装着したモデルも用意される。価格は71万9,250円~89万7,750円。
今回発表された「CB400 SUPER FOUR」「CB400 SUPER BOL D'OR」は、環境性能の向上を図り、電子制御燃料噴射システム「PGM-FI」を搭載してマイナーチェンジしたモデル。最大出力/最大トルクはキャブレターを採用した従来モデルと同等の53PS(39kW)/3.9kg・m(38N・m)。インジェクション化により、スロットルレスポンスと軽快な加速を可能にし、始動性も向上したという。また、従来モデルより搭載されていたエンジンの作動バルブ数を制御する「HYPER VTEC」をさらに進化させた「HYPER VTEC Revo」を採用することで、エンジン回転数に加え、新たにスロットル開度を検知するシステムを追加した。これにより、制御を緻密化し、巡航走行時などスロットル開度が小さい時には燃費効率のいい2バルブ、加速時などスロットル開度が大きい場合には4バルブに切り替わるように変更された。切り換え回転数は1~5速は6,300rpm、6速は6,750rpm。また、エンジン外装デザインが変更され、エキゾーストパイプとマフラーにはステンレス材が採用された。
さらに、ブレーキペダルだけの操作で前後輪のブレーキに制動力を自動配分するコンバインド・ブレーキシステム(CBS)に、アンチロック・ブレーキシステム(ABS)を組み合わせたCombined ABSを400ccクラスのネイキッドロードスポーツバイクとしては初めて搭載するモデルを設定した。
そのほかサイレンサー容量を増加し、静粛性を高めたほか、ツートーンカラーモデルではグラフィックデザインを変更、サイドカバーを車体色と同様とした。