東芝は17日、17型ワイドWUXGA(1,920×1,200ドット)Clear SuperView液晶搭載のAVノートパソコン「Qosmio G40/97E」、および15.4型ワイドWXGA(1,280×800ドット)Clear SuperView液晶搭載のAVノートパソコン「Qosmio F40」シリーズ4モデルを発表した。発売は12月21日。

Qosmio G40

Qosmio G40/97Eは、HD DVDメディアの書き換えに対応したHD DVD-RWドライブと地上デジタルTVチューナー2基を内蔵したAVノートパソコン。HDビデオカメラから取り込んだ動画をHD DVDへ書き込めることに加え、ハードディスクに録画した地上デジタル放送の書き込みにも2008年2月リリースのアップデートで対応する予定となっている。また、映像を色補正したり輪郭を際だたせたりする「HD QosmioEngine」やテレビ番組で気になった情報の関連キーワードを自動的に一覧化し、クリック操作で簡単にインターネット検索できる「気になるリンク」などの機能を搭載する。さらに、DVDメディアにビデオカメラで撮影したHD映像をフルHD画質のまま約24分間記録できる「HD Rec」にも対応する。

バスレフ型harman/kardonステレオスピーカーとharman/kardon高音域用2スピーカーによる4スピーカシステムを採用し、プロオーディオ向け高音質化技術「MaxxAudio」に対応する。また、同社の液晶テレビ「REGZA」との連携機能「レグザリング(HDMI連動)」やHDD&DVDビデオレコーダー「VARDIA」との連携機能が利用可能で、REGZAのリモコンからのパソコン操作やVARDIAで録画したコンテンツを別の場所にあるQosmio G40/97Eに表示させて楽しむといった使い方もできる。

Qosmio G40/97E

G40/97E
CPU Core 2 Duo T7500
チップセット PM965 Express
グラフィック GeForce 8600M GT
メモリ 2GB(1GB×2)
HDD 400GB(200GB×2)
ドライブ HD DVD-RW
OS Windows Vista Home Premium
重量 約4.8kg
税込予想価格 40万円前後

Qosmio F40

今回発表されたQosmio F40シリーズは、「F40/88EBL」、「F40/87EBL」、「F40/86EBL」、「F40/85E」の4機種がラインナップされている。シリーズ全体の特徴としては、harman/kardonステレオスピーカーとバスレフ型サブウーファーで構成される3スピーカーシステムを採用する。また、高音質化技術「MaxxAudio」が利用できる。

最上位機種となるF40/88EBLでは、Qosmio G40/97Eと同様にHD DVD-RWドライブを搭載するほか、F40/88EBLとF40/87EBLの2モデルではHD DVD高画質機能「HD QosmioEngine」やDVDメディア向けHD映像記録方式「HD Rec」が利用できる。HD QosmioEngineは、くすんだ色合いになりがちな青色や緑色を鮮やかに表現し、人の肌を美しく見せるカラーコントロール機能や輪郭をくっきりさせるデジタルシャープネス機能、明るい色はより明るく、暗い色は質感を高めてより暗く表現するガンマ補正機能などを備えている。

また、F40/88EBL、F40/87EBL、F40/86EBLは地上デジタルTVチューナーを2基搭載し、地上デジタル放送を録画しながら他の地上デジタル放送番組を視聴したり、HDDに録画した地上デジタル放送番組を9回コピーと1回ムーブできる「ダビング10」にも対応する予定だ。

Qosmio F40/88EBL、F40/87EBL、F40/86EBL

Qosmio F40/85Eはホワイトベゼルが採用されている

F40/88EBL F40/87EBL F40/86EBL F40/85E
CPU Core 2 Duo T7250 Celeron 540
チップセット PM965 Express GM965 Express GL960 Express
グラフィック GeForce 8600M GT GMA X3100
メモリ 2GB(1GB×2)
HDD 200GB 160GB
ドライブ HD DVD-RW HD DVD-ROM 2層書込対応DVDスーパーマルチドライブ
OS Windows Vista Home Premium
重量 約3.5kg 約3.4kg
税込予想価格 30万円前後 25万円台半ば 22万円台半ば 19万円前後