ティアック エソテリック カンパニーは17日、同社が国内代理店を務める、英TANNOY社のスピーカー「Mercury F Custom」シリーズを発表した。ラインナップは、トールボーイタイプの「Mercury F4 Custom」、ブックシェルフタイプの「Mercury F1 Custom」「Mercury FR Custom」、センタースピーカー用の「Mercury FC Custom」の4モデル。発売は12月下旬を予定しており、価格は、F4 Customが5万7,750円(1本)、F1 Customが4万0,950円(2本)、FR Customが3万7,800円(2本)、FC Customが3万7,800円(1本)となっている。
Mercury F Customシリーズは、TANNOYのハイコストパフォーマンスな入門機、Mercury Fシリーズの後継モデル。サイズや搭載ユニットなどといった基本スペックは、従来のFシリーズから変更されていないが、ネットワークを「PRESTIGE」Series SEの技術を使用したクロスオーバーネットワークへ変更。さらに、内部配線は、蘭van den Hul製のシルバーコーティング銅線に変更されている。また、F4 Custom/F1 Custom/FC Customでは、24K金メッキ真鍮製スピーカー・ターミナルを採用。F4 Custom/F1 Customでは、ウーファーの背面に、リアパネルからの補強材が特殊ダンプ材を介して接続されるなど、さまざまなチューニングが施されている。
なお、従来シリーズにあったF2/F3の両モデルは製造中止となった。
左から、130mmウーファーを搭載したブックシェルフ型のF1 Custom(従来は、この上に160mmウーファーを搭載したブックシェルフ型のF2があったのだが、新シリーズでは廃止されている)、ブックシェルフタイプのFR Custom、センタースピーカー用のFC Custom |
型名 | Mercury F4 Custom | Mercury F1 Custom | Mercury FR Custom | Mercury FC Custom |
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形式 | ツインバスレフ(リア) | バスレフ(フロント) | バスレフ(リア) | |
ツイーター | 25mmネオジウム | |||
ウーファー | 165mmマルチペーパーコーン×2 | 130mmマルチペーパーコーン×1 | 100mmマルチペーパーコーン×1 | 100mmマルチペーパーコーン×2 |
能率(W/m.1kHz) | 91dB | 87dB | 86dB | 90dB |
連続許容入力(RMS) | 100W | 50W | 40W | 70W |
最大許容入力(瞬間) | 200W | 100W | 80W | 140W |
インピーダンス | 8Ω | |||
クロスオーバー周波数 | 2.7kHz | 2.9kHz | 2.9kHz | 2.8kHz |
エンクロージャー材質 | 16mm厚パーチクルボード/19mm厚MDF(フロント) | 12mm厚パーチクルボード/16mm厚MDF(フロント) | 16mm厚パーチクルボード/19mm厚MDF(フロント) | |
サイズ | 204(W)×970(H)×290(D)mm | 170(W)×300(H)×220(D)mm | 140(W)×210(H)×160(D)mm | 430(W)×150(H)×170(D)mm |
内容積 | 40l | 6.6l | 2.6l | 5.3l |
質量 | 13.5kg | 4.1kg | 2.2kg | 5.5kg |