イー・モバイルは17日、2008年春に予定されている音声サービスの開始と同時に、NTTドコモからのローミングを受けることを正式に発表した。2008年春から、最長で2010年10月までの間、ドコモがイー・モバイルにFOMA網を提供することで合意に至り、両社が協定を締結した。

今回の協定で提供されるローミングには、音声通話とデータ通信の両方が含まれ、音声サービス開始以降に提供される新しい端末からローミングエリアでの利用が可能となる。音声サービス開始時点でのイー・モバイル自社網による人口カバー率は約65%といい、その圏外ではドコモのFOMA網に接続することで、日本全国でイー・モバイルの音声およびデータ通信サービスが利用可能となる。

イー・モバイルでは自社網の整備を進め、自社の基地局が利用可能となったエリアは、順次ローミングから自社網へと切り替えていき、2010年10月までに全国ネットワークを完成させる。

具体的なローミング対象エリアや、音声サービスの詳細については、決定次第改めて発表するとしている。