静岡県・静岡市グランシップにおいて8日と9日、タミヤ主催による「2007タミヤグランプリファイナルレース」と「ミニ四駆ワールドグランプリ」が開催された。これは今年1年間に行われたRCカー、およびミニ四駆の大会の上位入賞者が一堂に会して特別レースを行うもの。当日参加の選手も交えて大いに盛り上がった。なかでもミニ四駆ワールドグランプリはインドネシア、シンガポール、マレーシア、ロシアという海外4カ国の代表選手が参加する初の試みが行われた。記事ではこの模様を中心にお届けする。
ミニ四駆の国際大会としては1991年に香港大会が行われ、日本からも小学生選手が参加したが、日本での開催と大人も参加可能な大会は今回が初めて。日本各地と、世界各国から集まった代表選手を迎えて会場では熱戦が行われ、ミニ四駆の誕生から25周年というメモリアルイヤーの最後を飾るにふさわしいレースとなった。
RCカーの強豪が集った2007タミヤグランプリファイナルレースは、ご覧の超巨大ホールで開催 |
普段コンサートなどが開かれている大ホールも、カーペットを敷かれてRCカー用の屋内特設コースに変身。年内最後のお祭り的レースを選手たちも楽しんだ |
大会最終日の9日は海外勢の健闘が目立った。海を越えての日本初参戦、しかも5レーン構成となる大型コースへの挑戦も初めてとあって、海外勢は安定性を重視した慎重なセッティング。一方、日本人選手の多くは限界速度に挑むスピード重視のセッティングで挑んだため、有力選手が続々とコースアウト。完走率の高い海外勢が初参加にして上位入賞を成し遂げた。以下、海外選手の声をいくつか紹介しておきたい。
Lok Ee Len選手(マレーシア代表)
「日本の選手はみなさんセッティングやボディの制作が細やかで、マレーシアの選手より気配りが行き届いていると思いました。日本の選手とのレースはあまりプレッシャーは感じません。選手たちがすごく楽しそうに参加しているので、リラックスできてとてもやりやすいです。入賞できたのは運のおかげですが、ラッキーでもうれしいです」
Kai-Tjung選手(インドネシア代表)
「レーサーも観客もすごくエキサイティングで、この会場の雰囲気が非常にすばらしいです。実況の日本語がわからないのだけはちょっと残念ですね」
David Chong選手(マレーシア代表)
「日本のレースを体験したくて参加しました。日本の選手はすごく新鮮なアイデアを持っているので、とても勉強になります。選手はとてもフレンドリーで、誰かにトラブルがあってもほかの誰かが手伝ってくれます。その家族みたいな感じがすごくいいと思います」
海外代表選手たち。左からGerald選手(シンガポール)、Kai-Tjung選手(インドネシア)、Lim Fang Jie選手(シンガポール)、Lok Ee Len選手(マレーシア)、David Chong選手(マレーシア) |
柔よく剛を制す? 大柄なロシア代表選手とのこんな対決も |
全国、そして世界各国の予選大会を勝ち抜いた選手が集まっただけあり、レースはどれもハイレベルな戦い。顔見知りとなっている常連選手が多いこともあって、和気藹々としたムードで会場は大いに盛り上がった。タミヤでは来年以降もこうした国際的な大会を開催したいとしており、より多くの国からの代表レーサーの参加が期待される。また16日には西日本の代表選手が中心に集まる「ミニ四駆マグナムGP 年間チャンピオン戦」を大阪・WTCコスモタワーにて開催。当日予選も行われるとのことなので、出場権を持っていない選手も今年のラストレースを楽しんでほしい。
こちらの選手は全国各地の遠征で集まった切符を披露 |
ジュニアクラスの上位3名のみなさん |
引退式の模様から。『爆走兄弟レッツ&ゴー』時代の顔として思い出深い人も多いのでは。2代目ミニ四ファイター、お疲れさまでした! |
ミニ四駆25周年の最後に、ひとつ寂しいお知らせも。1995年から12年の長きに渡ってミニ四駆ファンに親しまれてきた2代目ミニ四ファイターが、12月2日に品川で開催された「ミニ四駆マグナムGP 年間チャンピオン戦」をもって引退を表明した。ここ数年はミニ四ファイター&MCガッツの2トップ体制で大会やイベントを盛り立ててきたが、今後はMCガッツに後を任せる形となる。12日現在、公式サイトにアップされたミニ四ファイターのメッセージには、ファンから多数の書き込みが寄せられている。タミヤによれば、3代目ミニ四ファイターの登場は未定とのこと。
<2代目ミニ四ファイターからのメッセージ>
「わたくし、ミニ四ファイターは、昨日をもちまして引退させていただくことになりました。(中略)書きたいことは山ほどあるけど、本当にここまでこれたのは皆さんのおかげです!!!本当にありがとうございました!バンダナは、3代目のためにガッツに預けました。きっと、受け継いでくれる人が現れてくれることを信じてね。これからもガッツとスタッフが皆さんを今まで以上に楽しませてくれると思います!今後ともミニ四駆と、タミヤをよろしくお願い致します。またどこかでお逢いできたら声をかけてくださいね。ありがとう!さようなら」
(公式サイト「ミニ四駆オンライン」より抜粋)