セイコーエプソンのホームプロジェクター「dreamio(ドリーミオ) EMP-DM1」は、DVDドライブ、ステレオスピーカー一体型のワンボディタイプ。適当な置場所さえあればすぐに使えて、収納場所もとらず持ち運びも容易だ。このEMP-DM1を使用する機会があったのでレポートしよう。
見たい部屋ですぐに使えるワンボディの利点
ワンボディの魅力はなんといっても、その手軽さだろう。重さ3.8kg、320(W)×127(H)×230(D)mmのコンパクトな本体は、持ち運び用のハンドル付きで移動も容易だ。壁面などに映写するなら、押し入れなどから本体を出し適当な場所に置いて電源コネクターを繋ぐだけ。スクリーンセットモデル「EMP-DM1S」付属の80型ワイドスクリーンを使用する場合は、本体からスクリーンまでの距離が2.37mあればいい。あとはDVDをセットしてリモコンや本体のプレイボタンを押すだけの簡単さだ。
前脚フット調整で映写位置の高さ調整が可能で、画面上下の歪み調整はリモコン、本体どちらからでも可能だ。リモコンは蓄光式なので暗い部屋でも雰囲気を壊すことなく操作できる。
オプションの天井投写キットを取りつけて天井投写モードに切り替えれば、ベッドやソファーに寝転がりながら鑑賞することもできる。
DVD鑑賞に適した画質とステレオスピーカー
DVDを再生してみたが画質もかなりよい。3LCD方式による自然な色再現と、480pワイド液晶パネルの搭載によって、DVDの画質を忠実に再現している。視聴環境に合わせて最適な画質を選べるカラーモード機能を搭載しており、ダイナミック、ゲーム、リビング、シアターの4種類のモードから、リモコンのボタン操作で好みの画質を選ぶことができる。また、1000lmの明るさにより、真っ暗な部屋でも色映えする映像を楽しむことができる。
スピーカーは8W×2で、さすがに大迫力とはいかないが、同機の使用形態を考えれば不足はないだろう。また試聴コンテンツに合わせて「コンサート」「ドラマ」「アクション」「サイエンスフィクション」の、4つのサウンドモードを楽しむことができる。
同軸デジタル音声出力端子を搭載しているので、より本格的な音空間もという場合は、AVアンプやサラウンドヘッドホンなどに接続して5.1chで楽しむことも可能だ。その他、USB、コンポーネント、ビデオ、オーディオ、ミニD-Sub15pinなどの接続端子を搭載しており、USBメモリー、デジタルカメラ、ゲーム機などを接続することができる。
EMP-DM1(本体)とEMP-DM1S(本体+スクリーン)の同社参考価格はそれぞれ94,800円と99,800円。価格から考えるとスクリーン付きのEMP-DM1Sがお買得だろう。
EMP-DM1の主な仕様 | |
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方式 | 3LCD方式 |
液晶パネルサイズ(対角) | 0.55型ワイドポリシリコンTFT液晶パネル<16:9> |
輝度 | 1000lm(最大) |
コントラスト比 | 300:1 |
色再現性 | 8bitカラープロセッシング(約1677万色) |
タテ台形歪み補正 | ±15° |
投影サイズ(対角) | 30型~300型 |
接続端子 | 1RCA(コンポジット)×1、3RCA(コンポーネント)×1、ミニD-Sub15pin(PC)×1、2RCA(音声L/R)×1、USB1.1端子(注1)×1、同軸デジタル音声出力端子×1、ステレオミニジャック(ヘッドホン)×1 |
ビデオ信号 | 525i(480i)、525p(480p)、750(720)/60p、750(720)/50p、1125(1080)/60i、1125(1080)/50i NTSC/NTSC4.43/PAL/M-PAL/N-PAL/PAL60/SECAM |
PC信号 | VGA/SVGA/XGA/SXGA |
再生対応ディスク | DVD-Video、DVD-R/RW(ビデオモード/VRモード(注3))、DVD+R/RW、オーディオCD、VCD、SVCD、以下データを記録したCD/DVDディスク(JPEG、MP3、WMA、DivX、DivX Ultra) |
サラウンド | Virtual Surround、Dolby Digital、DTS Digital Surround |
デジタル音声出力 | Dolby Digital、DTS、MP3、MPEG-2、LPCM |
騒音レベル | 29dB |
光源 | 120W(E-TORL)UHEランプ |
消費電力(ランプパワーHigh/スタンバイ時) | 200W/5W |
付属品 | 電源コード(3.0m)、蓄光式リモコン(電池付)、ボタン名日本語シール、取扱説明書、保証書、収納用ケース |