ダンロップタイヤ(住友ゴム工業)、およびダンロップファルケンタイヤは、国内市販用タイヤの代理店向け出荷価格を2008年4月1日より改定すると発表した。平均で6~7%程度の値上がりになる模様。
ダンロップは今回の値上げの理由について、タイヤ原材料である天然ゴムが依然高値で推移していることや、石油化学系原材料においても高騰が続いているため、これを生産性向上やコスト削減などの企業努力だけで吸収することは困難であるためとしている。また、原材料費が上げ止まりではなく、現在も値上げ傾向にあるため、今後も予断を許さない状況にあるという。
同社は2004年から段階的に値段を上げているが、今回の値上げは4回め。今回の値上げ率は、もっとも低い乗用車用・小型トラック用タイヤの5.5%から、最大の建築車両用・モーターサイクル用バイアスタイヤの10%まで幅があるが、出荷量は乗用車用タイヤが圧倒的に多いため、平均では6~7%の値上げになるという。改定率は以下のとおり。
種類 | 値上げ率(平均) |
---|---|
乗用車用タイヤ | 5.5% |
小型トラック用タイヤ | 5.5% |
トラック・バス用タイヤ | 7.0% |
建設車両用タイヤ | 10.0% |
モーターサイクル用バイアスタイヤ | 10.0% |
その他タイヤ | 7.0% |
チューブ、フラップ | 8.0% |