松下グループブースのテーマは「一歩先のエコ」へ。同社では、「地球環境との共存」に向けて「商品のエコアイディア」「モノづくりのエコアイディア」「ひろげるエコアイディア」という3つの方針で、CO2の削減に取り組んでいる。同ブースでは、それらの活動内容の紹介とともに、各省エネ製品の体験コーナーが設けられている。また、各製品の展示場所には、その製品を使用することで、どれだけCO2を削減できるか表示されているのもポイントだ。

同ブースでは、4人世帯での1人あたりの1日のCO2削減量を掲示している

同じ明るさでも、どれだけ消費電力が異なるのかを体験するコーナー

同社によると、最新のエコ家電に切り替えると、4人家族をモデルとした場合、1日当たり1人1.6kgのCO2が削減されるとのことだ。これは、生活家電のみでの数値なので、ブラウン管テレビを最新の液晶テレビに替えたり、省電力タイプのプロセッサを搭載したPCを使用したりすれば、さらに削減量は増加するだろう。

おもな展示製品は、長寿命/省電力な電球型蛍光灯「スパイラルパルック」や、先日発表された「Xシリーズ」のルームエアコンなど。

家中の白熱電球をスパイラルパルックに変更すると(11個で計算)、1人1日282gのCO2画削減できる。また、エアコンをXシリーズにすることで、1人1日210gのCO2が削減される。Xシリーズは、自動クリーニング機構による省エネに加え、部屋にいる人の動く量を検出して、その動きにあった体感温度に調整する「いるとこサーチ」機能を搭載したモデル。動きだけでなく、季節による差異も補正される。部屋全体を冷やす/暖めるよりも、省エネ効果が高く、さらに、複数の人が部屋にいる場合に、それぞれに快適な空間が提供されるのがポイントだ。

白熱電球をスパイラルパルックに変更したときのCO2削減量

無駄に冷やさず、無駄に暖めないことで、より省エネ化をはかった「Xシリーズ」

XシリーズによるCO2の削減量は1人1日210g

トータルでは、1人1日1.6kgの削減になる