日本ヒューレット・パッカードは13日、Intelの最新クワッドコアCPU「Xeon 5400番台」を搭載したパーソナル・ワークステーション2機種を発表した。BTO(固定仕様生産)モデルとカスタマイズ可能なCTO(注文仕様生産)モデルが用意されており、BTOモデルは同日より、CTOモデルは17日より販売を開始する。
ハイエンドモデルの「HP xw8600 Workstation」と省スペース筺体の「HP xw6600 Workstation」の2種類で、それぞれ「xw8400」「xw6400」の後継モデル。どちらも45nmプロセスのXeon 5400番台が搭載可能となっており、CPUを5405(2.00GHz)、5420(2.50GHz)、5440(2.86GHz)、5450(3.00GHz)、5460(3.16GHz)から選択することができる(5460はxw8600のみ)。
メモリはFB-DIMMを採用している。xw8600はマザーボード上の8スロットのほか、ライザーカードによりさらに8スロットの追加が可能で、合計16スロット、最大128GBのメモリが使用できる(8GB FB-DIMMメモリは2008年夏の発売予定)。xw6600は8スロットが用意されており、こちらは最大32GBとなる。
また5400チップセットの採用により、最新のPCI Express 2.0に対応。グラフィック用のPCI Express x16スロットを2つ装備しており、マルチディスプレイ環境も構築可能となっている。グラフィックカードには、エントリーの「NVIDIA Quadro NVS290」からハイエンドの「NVIDIA Quadro FX5600」まで選択が可能。
BTOモデルの主な仕様と価格は以下の通り。なおCTOモデルについては、xw8600が21万8,400円から、xw6600が18万3,750円からとなっている。
xw8600のBTOモデル製品番号 | KK919PA#ABJ | KK920PA#ABJ |
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CPU | Intel Xeon E5460×1 | Intel Xeon E5460×2 |
チップセット | Intel 5400 | ← |
メモリ | 2GB(1GB×2) | 4GB(2GB×2) |
HDD | 250GB SATA(7200rpm) | ← |
グラフィック | NVIDIA Quadro FX 1700 | ← |
拡張スロット | PCI(1)、PCI-X(1) | ← |
PCI Express x16(2) | ← | |
PCI Express x8(3) | ← | |
大きさ | 211×455×526mm | ← |
重さ | 約21kg(標準構成時) | ← |
OS | Windows Vista Business | |
価格 | 51万6600円 | 80万0100円 |
製品番号 | KK924PA#ABJ | KK925PA#ABJ |
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CPU | Intel Xeon E5450×1 | Intel Xeon E5450×2 |
チップセット | Intel 5400 | ← |
メモリ | 1GB(512MB×2) | 2GB(1GB×2) |
HDD | 80GB SATA(7200rpm) | ← |
グラフィック | - | - |
拡張スロット | PCI(2) | ← |
PCI Express x16(2) | ← | |
PCI Express x8(2) | ← | |
大きさ | 168×456×450mm | ← |
重さ | 約16kg(標準構成時) | ← |
OS | Windows Vista Business | ← |
価格 | 31万7100円 | 50万6100円 |
販売は、同社オンラインストア「HP Directplus」、HP Directplusコールセンター、HP Directpartner、日本HP販売代理店にて行う。