デルは、タブレットPC「Latitude XT」を発表した。企業、教育・官公庁市場向けとされており、販売開始は12月下旬の予定。価格は260,400円から。
Latitude XTは同社としては初となるタブレット型PC。ノートブック型としても、タブレット型としても利用できるコンバーチブルタイプの製品で、297.0(W)×25.4(H)×218.6(D)mmというB5サイズのコンパクトなきょう体。質量は最小構成時で1.6kgとなる。
タッチスクリーンはスタイラスペンに加え指によるタッチ操作も可能。指とペン以外の入力や接触による誤動作を防ぐ手のひら感知機能も搭載されている。タブレット型としての操作時には、その補助として側面にタブレットスクロールホイール、液晶フレームにはCTRLボタンや画面のローテーションボタン、その他各種ファンクションボタンなど計6つのボタンを備える。ノートブック型としての操作時にはキーボード、タッチパッドおよびトラックスティックが利用できる。液晶画面は12.1型でWXGA(1280×800ドット)スクリーン。通常のLEDバックライトに加え、オプションとして日中の屋外でも見やすいとされる「デイライトビューイングディスプレイ」も用意されている。
CPUはCore 2 Duo U7600(1.20GHz)またはCore 2 Solo U2100(1.06GHz)。チップセットはATI Radeon X1250グラフィック機能を搭載したATI RS600ME/SB600。メモリは1GB~3GB。HDDは、1.8型HDD(40/80/120GB)またはSSD(32/64GB)。ネットワーク機能は1000Mbps有線LANに加え、IEEE802.11nなど各種無線LANを搭載可能。Bluetoothにも対応する。拡張スロットはExpressCard 54対応×1、SDカードスロット×1。その他IEEE1394も備える。OSは、Windows Vista Business/Ultimete(ともに32bit版)およびWindows XP Tablet PC Edition。Office OneNote 2007もプリインストールされている。セキュリティ機能では指紋認証リーダーおよびTPM 1.2チップ、セキュリティソフト「Wave EMBASSY Trust Suite」を標準搭載するほか、オプションでスマートカードリーダーにも対応する。
バッテリーは4セルと8セルが用意されているほか、ドッキングコネクタを介して利用する外付けバッテリー「バッテリスライス」(XT専用)もあり、最大駆動時間は9.5時間(LEDバックライト時)とされる。