米Googleは12月12日 (現地時間)、Internet Explorer用のGoogleツールバーの最新版「Google Toolbar 5」を発表すると共に、英語版のベータ提供を開始した。
最新版ではカスタムボタンがGoogle Gadgetsをサポートする。Gadgetsボタンをクリックすると、追加可能なガジェットのリストがポップダウンし、ワンクリックでカスタムボタンに登録できる。ツールバーに表示させたGoogle Gadgetsのボタンをクリックすると、ポップダウンでガジェットの機能が現れる。
Google Notebookも統合され、ツールバーから手軽にWebページの情報のクリッピングや共有を行えるようになった。また新たに"Access your Toolbar settings everywhere"という、Google Toolbar 5を備える複数のPCで常に最新の設定を利用できるようにする同期機能が追加された。ツールバーからGoogleアカウントにサインインすると、アカウントボタンから同機能の設定にアクセスできるようになる。オンにすると、ツールバーがユーザーの最新設定にアップデートされる。利用中に変更した設定はGoogleのサーバに送信され、他のPCでのGoogle Toolbar 5の利用に反映される。
強化されたオートフィル機能は、ビジネス用や個人用など複数のプロフィールに対応、パスワード保護でクレジットカード情報を記録できる。このほかにもワード検索、AutoLink、Google Web History、キーワードによるURL検索などの機能が改善された。またGoogleのWeb検索機能が備える候補表示機能「Did you mean (もしかして):」がURL入力にも適用されるようになった。例えば、「www.gmail.com」にアクセスしようとして、「www.gmail.cum」と入力してしまった場合、DNSエラーの代わりに「Did you mean : www.gmail.com」と表示される。