女性向けの恋愛アドベンチャーゲームとして人気の高い、コーエーの『ネオ アンジェリーク』がアニメ化され、2008年春より地上波でオンエアされることが決定した。TVアニメ版のタイトルは『ネオ アンジェリーク Abyss(アビス)』(仮称)。監督はTVアニメ『アイシールド21』の片貝 慎、アニメーション制作は『金色のコルダ~primo passo~』のゆめ太カンパニーが担当する。

<あらすじ>
かつては楽園と呼ばれていたアルカディア。そこは今や、「タナトス」という魔物がはびこる世界へと変わり果てていた。タナトスによる被害が深刻化する暗い世情の中、人々は古い伝説に期待を寄せる。
「時が満ちたとき、この地に女王の資質を持つ少女が『女王の卵』として降臨する。新しい女王の覚醒により、この世界はかつての楽園のような、平和と幸せに満ちた世界になる――」
アンジェリークはタナトスによって両親を失い、今は医師を目指して勉学に励む真面目な少女。ある日、彼女のことを「女王の卵」と呼ぶ青年が現れる。少し強引なその青年とともに、対タナトス戦に巻き込まれるアンジェリーク。命さえ失いかねない戦いに突然放り込まれた彼女が、そこで見たものとは――。

『ネオ アンジェリーク』は、女性向け恋愛ゲームを題材に、書籍、CD、映像作品、イベントなどのさまざまなジャンルで展開される「ネオロマンス」シリーズの4番目の作品で、仲間との交流を中心にハートウォーミングなストーリーを描いたゲームタイトル。梶山ミカ作のコミックとして「Asuka」(角川書店刊)にも連載されている。TVアニメ版となる『ネオ アンジェリーク Abyss』は、「ハードロマン」がキーワードとなっており、ヒロインのアンジェリークが、将来的に「女王」になるべき運命を背負った少女として覚醒し、破滅に向かう世界を救おうと東奔西走する過程を軸に、彼女の憧れである"家族"ともいえる仲間たちとの出会いや触れ合いをメインに描いている。

TVアニメ版は、ゲーム版のキャラクターやキャストに加えて、魅力的な新キャラクターと実力派&人気声優が追加されている。主人公のアンジェリークを遠藤綾が演じるほか、レイン役を高橋広樹、ニクス役を大川透、ジェイド役を小野坂昌也が担当。そのほか、小野大輔(ヒュウガ)、山口勝平(ルネ役)、楠大典(マティアス役)、入野自由(エレンフリート役)、中村悠一(ジェット役)、平川大輔(ベルナール役)、木村良平(ロシュ役)などが出演する。

後列左から2番目が、主人公であるヒロインのアンジェリーク

TVアニメ『ネオ アンジェリーク Abyss』は、2008年春より地上波での放送となるが、現在のところ放送局は未定。オープニングテーマについては、出演キャストによるユニットが予定されている。

TVアニメ『ネオ アンジェリーク Abyss』制作スタッフ
原作:コーエー/キャラクターデザイン:由羅カイリ/コミック原作:梶山ミカ/監修:ルビー・パーティー/監督:片貝 慎/シリーズ構成:山田由香/アニメーションキャラクターデザイン:藤岡真紀/音響監督:菊田浩巳/アニメーション制作:ゆめ太カンパニー

(C) KOEI Co., Ltd./ネオ アンジェリーク製作委員会