スズキは、空冷・200ccエンジンを搭載したストリートバイク「バンバン200」にフューエルインジェクション(燃料噴射装置)を採用するなど、一部改良を施して、24日から発売する。価格は39万7,950円。
「バンバン200」は、スリムボディに太いタイヤとマフラー、幅の広いハンドルなど個性的なスタイルで好評を得ているストリートバイク。前側を絞りこんだデザインの広い座面のシートは、良好な足つき性とタンデム走行にも快適な乗り心地を可能にしている。
今回の一部改良では、フューエルインジェクションと小型のオイルクーラーを搭載し、低燃費と優れた始動性を可能にした。また、マフラー内に触媒およびO2フィードバック制御システムを採用し、平成18年国内排出ガス規制に対応させている。従来モデルと比べて最高出力や最大トルクは変わっていないが、最大トルク発生回転数がわずかに下がっている。乾燥重量は3kg増。
シートは、立体的な座面のタックロールシートを標準装備するとともに、シート後部にグレーの装飾を施した。ボディカラーは白、オレンジ、黒の全3色。白とオレンジのボディカラーは燃料タンクに、2本のラインがデザインされている。
主な仕様は、全長2,140mm×全幅865mm×全高1,125mm、シート高770mm、車両重量121kg、空冷・4サイクル単気筒エンジン、排気量199cm3、最高出力12kW(16ps)/8,000rpm、最大トルク15Nm(1.5kgm)/6,500rpm、セルフ式スターター、タンク容量6.5L、タイヤサイズ:前130/80-18M/C 66P、後180/80-14M/C 78P。