松下電器産業は車載用のリアビューモニターシステム「GP-PD107」を発表した。発売は12月17日で、価格は3万9,900円。
リアビューカメラは、車庫入れやバックのときなどに車の後方を確認するためのカメラ。一般的には、ギアを「R」にした場合に、カーナビなどの画面に割り込みがかかって、後方の映像が表示される。つまり、リアビューカメラを使用するには、ナビやカーテレビなど、外部入力端子があり、バックギア連動が可能なモニターが必要ということになり、小型車や軽自動車など、車体価格の低い車では、どうしても割高感がある。
同製品は、ナビやテレビなどは不要という人向けの、リアビューカメラと、専用モニターを組み合わせた低価格なパッケージ。使用されているカメラは「CY-RC50KD」。映像はカラーで、上下103°、左右134°の画角を持つ。画素数は約25万画素。最低輝度は1.5ルクス。夜間にバックライトの光源のみでも使用可能だ。23(W)×21(H)×20(D)mmという、超小型サイズで、バックドア上部やリアライセンスガーニッシュなどに取り付けても目立たない。また、車体の色に合わせて装着できるオプショナルキャップ(ホワイト/レッド/ブルー:各1,000円)も使用可能だ。モニター部分は3.5V型QVGA。カメラ入力以外に1系統の映像入力端子を装備する。