東芝は、最大容量128GBのSSD(Solid State Drive)を発表した。モジュール型と1.8インチ/2.5インチ型が用意されており、サンプル出荷の開始はモジュール型が08年2月、1.8インチ/2.5インチ型が4月。量産時期はそれぞれサンプル出荷の翌月を予定している。
今回発表されたSSDには多値NAND型フラッシュメモリが採用されている。多値NAND型フラッシュメモリは、従来の二値NAND型フラッシュメモリと比べ素子あたりの容量が高い点が特徴。また、同社では多値技術に対応した独自のコントローラを開発。DRAMキャッシュと連携した高速・並列データ転送、書き込み領域の平準化などを行い、従来のSSDと同等の読み出し速度100MB/sec、書き込み速度40MB/secという転送速度(ともにシーケンシャルモード時)と、MTTF(平均故障時間)100万時間という長寿命を実現しているとされる。
製品のインタフェースはSATA-2(3Gbps)を採用。モジュール型は基板が向きだしのタイプで、厚みは約3mmとされている。容量はモジュール型、1.8インチ/2.5インチ型ともに、128GBのほか、32GB、64GBの製品もラインアップされている。これらSSD製品は来年1月に開催されるInternational CESでの展示が予定されている。