セレゴ・ジャパンは11日、同社の運営するSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)型の英語学習サイト「iKnow!」(ベータ版)において、携帯電話向けのサービス「iKnow! モバイル版」とポッドキャストを使用したサービス「iKnow! パーソナル・ポッドキャスティング」を開始した。
(左)米 Cerego CEO エリック・ヤング氏、(右)日本法人セレゴ・ジャパン 代表取締役社長 アンドリュー・スミス・ルイス氏 |
同日、報道関係者向けに新サービスについてのプレゼンテーションが行われた。記者発表会には、米Cerego CEOのエリック・ヤング氏、日本法人セレゴ・ジャパン 代表取締役社長のアンドリュー・スミス・ルイス氏らが出席した。
iKnow!は、教材とSNSが融合した無料の英語学習サイト。画像や音声などを使用して、例文、スペル練習、リスニング、ディクテーションなどの総合的な英語学習が行える。学習コンテンツは、TOEIC対策、ビジネス英語、トラベル英会話、東京外国語大学准教授投野由紀夫氏監修の講座など全7種類のチャネルから、レベルや目標に応じたコースを選択できる。SNS機能としては、個人プロフィールの作成、学習進捗の公開、会員間でのメッセージ交換、英語の専門家への質問などが行える。
このサービスを、場所や時間を選ばず利用できるようにするため追加されたのが「モバイル版 iKnow!」「iKnow! パーソナル・ポッドキャスティング」となる。
モバイル版 iKnow! は、PC版サイトの学習データと同期しており、PCで登録・開始したレッスンを携帯電話から呼び出し、学習できるのが特徴。モバイル版 iKnow!のトップページから、専用のアプリケーションをダウンロード・起動すると、PCで受講したレッスンの続きが表示され、学習できる。NTTドコモ、au、ソフトバンクモバイルの主要機種に対応する。
iKnow! パーソナル・ポッドキャスティングは、PCまたは携帯電話で学習した文章をiPodなどのオーディオプレーヤーで再生できる機能。PC版のサイト上でポッドキャスト機能をONにすることで、学習記録をダウンロード可能。
エリック・ヤング氏は「iKnow! のビジネスモデルは広告収入だが、学習効率を妨げるような広告の入れ方などはしない」と語り、学習コンテンツのライセンス販売も検討している旨を述べた。また、10月のオープンから現在までで登録会員数は日本で約2万5,000人だが、今後100万人を目指すという。