台湾VIA Technologiesは7日(現地時間)、Pico-ITXマザーボードを搭載するベアボーンキット「ARTiGO A1000」を発表した。C7/1.0GHzをオンボード搭載しており、別途メモリ・HDD・OSを用意することで、コンパクトなPCを組み立てることができる。米国・英国で14日より発売され、店頭想定価格は300ドル。

超小型ベアボーンキット「ARTiGO A1000」

「ARTiGO A1000」の大きさは約15×11×4.5cm、重量は約520g。インタフェースとしては、フロントにUSB2.0×4とオーディオ端子、リアに100Mbps LANとVGAポートが用意されている。

フロントのインタフェース

リアはシンプル

マザーボードはPico-ITXフォームファクタ(10×7.2cm)の「EPIA PX10000」で、CPUは「C7」(1.0GHz)、チップセットは「VX700」を搭載。グラフィックはチップセット内蔵の「UniChrome Pro II」が利用できる。対応メモリはDDR2-533 SO-DIMM(最大1GB)、HDDは2.5インチサイズが1台格納可能だ。

組み立て方法

製品に付属するのはケース本体のほか、マザーボード、電源基板、ACアダプタ(60W)、ケーブル・ネジ類、ドライバCDなど。マザーボードのPX10000はすでに秋葉原などで発売されていたが、A1000に搭載されるものは排気の都合か、ヒートシンクの形状が異なっているようだ。なお、マザーボードの消費電力は最大で20Wとされる。

内部のレイアウト。マザーボードにファンは搭載されている

発売は14日を予定しており、店頭想定価格は300ドル。米国では、Avnet、EPROM Computer Systems、Fry's Electronics、Logic Supply、Ma Lab / Ewizから、英国ではLinITX.comとMini-ITX.comから発売される。