松下電器産業は、「コンパクトBiG」シリーズのトップユニット冷蔵庫「NR-F530XV」を発表した。発売は2月1日で、価格はオープン。推定市場価格は28万円前後。

野菜室にnanoeを搭載し、より鮮度を保つことが可能となった「NR-F530XV」

NR-F530XVは、庫内容量525Lの6ドア(フレンチドア)冷凍冷蔵庫。各ルームの容量などは、現行モデルの「NR-F532T」やその前の「NR-F531T」と同じで、冷蔵室を下に延長した「ローウエストライン」構造を採用している。

最大の特徴となっているのが、同社の空気清浄器やドライヤーなどに採用されている「nanoe」(ナノイー)を野菜室に搭載した点。nanoeとは、水分を高電圧で分解した直径約20nmの微細なイオン。

10日間冷蔵室で保存したバナナの断面

バナナは、冷蔵庫で保存すると、低温障害によって、表面は黒ずみ、中も痛んでしまう(写真左)。しかし、nanoeを搭載した野菜室では、10日間経過してもほとんど変化はないという。夏野菜や根菜類など、低温障害が発生しやすい食材は多い。それらを、他の食材と一緒に保存できるというのは、大きなメリットとなるだろう。

またnanoeには低温障害の抑制だけでなく、野菜が自ら出すエチレンガスの分解、除菌、栄養素増量、水分保持といった効果が有るという。

定格内容積 525L
冷凍室(チルドルーム) 268L(23L)
野菜室 100L
光パーシャル切替室 29L
独立製氷室 14L
冷凍室 114L
サイズ 685(W)mm×1798(H)×699(D)mm