アディダス ジャパンは、AC ミランの来日に伴い、日本の子ども達との交流イベント「ACミラン×adidas フットボールクリニック」を開催した。

同イベントは、世界的に注目を集めるAC ミランのコーチや選手と交流することで、同社のブランドコンセプト「IMPOSSIBLE IS NOTHING(『不可能』なんてありえない)」を子ども達に伝えることを目的として開催。横浜の小学生150名に対し、AC ミランのコーチであるダニエレ・マッサーロ氏やコーチアシスタントらがフットボールの指導にあたった。クリニックでは、子ども達を6つのエリアに分け、フットボールの基本練習「1対1(1人ずつ攻撃と守備に分かれ、攻撃がゴールしたら攻撃の勝ち、守備がボールをとったら守備の勝ちという練習法)」「ミニゲーム」などが行われた。

一番左にいるのがダニエレ・マッサーロ氏。日本では清水エスパレスの選手としてプレーをしていたことも

マッサーロ氏は、子どもたちがボールをトラップした後、きちんとコントロールできているかを確認したり、1対1(1.5m内の範囲)で相手を負かすポイント、テクニックを伸ばすためにはどんな練習をすればよいか、両足でボールを扱えるようになる練習などを細かくアドバイスし、各エリアを順番に回った。クリニックは1時間強の短い時間ではあったが、「このエリアの何番の選手が動きがよい」といった具体的な感想まで述べており、熱心な指導がなされていた。

子どもにボールの中心を捉えて蹴る方法をアドバイスするマッサーロ氏

クリニック終了後、ACミラン人気選手のカカ(リカルド・イゼクソン・ドス・サントス・レイチ)選手、アレッサンドロ・ネスタ選手らがゲストとして登場。子ども達の前で、リフティングや両選手による1対1を披露し、子ども達からの「すげ~~!!」「かっこいい」といった歓声を浴びていた。また、子ども達に対し「毎日の練習に勝るものはないので、(フットボールの)練習を続けてください」とメッセージを残した。

カカ(リカルド・イゼクソン・ドス・サントス・レイチ)選手

アレッサンドロ・ネスタ選手

カカ選手が攻め、ネスタ選手が守りで1対1を実演。やや照れながらプレーするカカ選手だったが、テクニックを見せつけた

最後に、マッサーロ氏、カカ、ネスタ選手らは子ども達と記念撮影と握手をし、惜しまれつつ同イベントは終了した。同イベントに参加した子どもは「クリニックをもっとやりたかった」「カカ選手やネスタ選手のテクニックがすごかった」「握手してくれて嬉しかった」などと感想を述べていた。

「選手が順番に握手してくれるので、じっとしていてください」と言う司会者の声を無視し、握手を求めに駆け寄る子どもたち

子どもたちと記念撮影。子どもたちにとって貴重な体験になったことだろう