ランドポートは、光ディスク用のコーティング剤「ディスクバリア」を発表した。発売は12月7日で、価格はオープン。推定市場価格は1,680円前後。
最近では、超硬質といった、読み取り面にキズが付きにくいディスクも発売されてはいるが、すべてのディスクがそうというわけではないし、市販の音楽CDやDVDビデオなどのメディアは、いたって普通の堅さだ。そういったディスクを机の上に放り投げておくと、キズにより、読み取りエラーが発生したり、音楽CDの場合には、音質の低下を招くことにもなりかねない。同社は、キズの付いたディスクを修復するスキップドクターなどの製品で知られているが、できればキズが付く前に、対策をしておいた方がよいことには変わりない。
ディスクバリアは、光ディスクの読み取り面に、ガラス状の皮膜を形成するコーティング剤。自動車のボディに行うガラスコートのようなものだ(ただし、材質は異なる)。自動車の場合だと、効果は半年程度というケースが多いようだが、光ディスクは、屋外で雨風や紫外線にさらされることがないため、効果の寿命を気にする必要はないとのことだ。
加工方法は、ディスクの読み取り面のホコリをふき取り、ディスクバリアを1~2滴垂らし、あとはティッシュペーパーなどで拭き伸ばすだけだ。24時間程度で硬化が完了する。
なお、ディスクバリアには、有機溶剤などは一切使用されていないので、使用しても、ディスクに対してダメージを与えることはないという。