Linspireは4日(米国時間)、Linuxユーザ向けにソフトウェアを提供するWebサイト「CNR.com」(β版)を開設した。対象のLinuxディストリビューションはFreespire 2.0とLinspire 6.0、Ubuntu 7.04と7.10。今後はDebianとFedora、openSUSEなどのディストリビューションも、サポート対象に加えられる予定。
CNR.comには、12月4日現在で3万7千超のパッケージが登録。専用のクライアントソフト(CNRクライアント)を導入してからサイトに接続し、目的のアプリケーションを選び「Install Now」ボタンをクリックすると、アプリケーションのインストールを自動処理できる。アプリケーションは細かくカテゴライズされているほか、名称などを条件に検索することも可能。また、各アプリケーションには利用者がコメントや5段階の評価を残すことができるなど、Windows / Macintosh向けダウンロードサイト的な付随サービスも提供される。
同社のLinux向けソフトウェアインストール機能は、当初Linspireユーザ限定の有償サブスクリプションサービスとして開始。19.95米ドル/年のベーシックサービスと、49.95米ドル/年のプレミアムサービスの2種類が提供されていたが、2006年8月の制度変更によりベーシックサービスを無償化。さらに2007年1月にはマルチディストリビューション対応を表明、Linspire / Freespireに採用されているDebianのパッケージ方式(*.deb)に加え、FedoraなどRed Hat系ディストリビューションで標準のRPMもサポートに加える方針を明らかにしていた。