松下電工汐留ミュージアム(東京都港区東新橋)では12月8日より、「あかり/光/アート展」を開催する。同展は奈良の安堵町歴史民俗資料館に所蔵されている辻本コレクションを中心に行灯やランプといった照明具を紹介するほか、「あかり」や「ひかり」を題材としたさまざまな美術作品を展示し、多彩な日本のあかりの世界を紹介する。開催期間は2008年2月24日まで。
展示は3つの章から構成される。第一章「あかりのかたち あかりのしくみ」では、日本古来の照明具のフォルムの美しさや手わざを紹介。第二章「希望の光を求めて -あかりの文化史-」では、電気やガスの登場によるあかりの技術革新を取り上げ、より明るいあかりを求めた末に人々が得たもの、失ったものとは何かという問いを発している。また、第三章の「あかりとアートのはざまで」では、杉本博司、桑原弘明、宮島達男の近作を紹介し、未来の"あかり"と"ひと"との関係の可能性を示唆するという。なお、12月8日にはあかり/光/アート展オープン記念講演会が、2008年1月12日にはトークショーなどが企画されている。
開館時間は10時から18時。休館日は毎週月曜日(12月24日、1月14日、2月11日は開館)と12月26日~1月4日までで、入場料は一般500円(65歳以上400円)、大学・高校生300円、中・小学生200円となっている。