Adobe Systemsは3日(米国時間)、マルチメディア再生ソフト「Adobe Flash Player 9 Update 3」の提供を開始した。対応プラットフォームはWindowsとMac OS X、Linux(x86)の3種、インストーラは同社Webサイトから無償ダウンロード可能。

今回のリリースでは、次世代光ディスクやワンセグ放送にも採用された高圧縮率/高画質なビデオコーデック「H.264 (MPEG4-AVC)」に正式対応。圧縮効率に優れるオーディオコーデック「HE-AAC (High-Efficiency Advanced Audio Coding)」もサポート、FLASHをベースとした動画の品質向上へ大きく前進した。

再生機能も強化、最大4基のマルチコアCPUサポートにより1080pの映像にも対応するほか、VP6ビデオコーデックがマルチスレッド化され、再生能力が向上した。ハードウェアアクセラレーションの対応により、最新のグラフィック機能を生かした描画が可能になっている。

ハードウェアアクセラレーションに対応した「Adobe Flash Player 9 Update 3」