メルセデス・ベンツ日本は3日、ディーゼルエンジンを搭載し、優れた環境性能と経済性を備える「E320 CDI アバンギャルド」を新長期(平成17年)排出ガス規制に適合させて、発売を開始した。価格はセダンが848万円、ステーションワゴンが886万円。
新世代ディーゼルエンジン搭載モデル「E320 CDI アバンギャルド」は、ヨーロッパにおける乗用車の主流であるコモンレールディーゼルエンジンを搭載したモデル。同社は、3L(リッター)V型6気筒ディーゼルエンジンながら、5Lガソリンエンジンに匹敵する優れた動力性能と静粛性、2Lガソリンエンジンなみの燃費経済性を兼ね備えているとしている。2006年8月に発表され、2007年11月末までで2,000台以上を販売し、好評を得ている。
新しい「E 320 CDI アバンギャルド」は、排出ガスのクリーン化に貢献する電子制御コールドEGRのクーラー機能強化や定評ある排出ガスマネジメントを最適化させることによりNOx値を大幅に低減。これにより新長期排出ガス規制をディーゼル乗用車としてはじめてクリアし、現在日本で正規販売される唯一の新長期規制対応ディーゼル乗用車となった。環境性能は、一酸化炭素(CO)排出量が0.02g/km、炭化水素(HC)が0.007g/km、窒素酸化物(NOx)が0.14g/km、粒子状物質(PM)が0.002g/kmとなっている(試験参考値)。