Omni Groupは米国時間の11月30日、Mac OS X用作図ツールの最新β版「OmniGraffle 5.0 β1」を公開した。動作環境はMac OS X 10.5 (Leopard)以降、PowerPCおよびIntel製プロセッサにネイティブ対応するユニバーサルバイナリの形式で提供される。正式リリースの時期と販売価格は未定。
バージョン5.0系初のβ版となる今回のリリースでは、AT&T研究所が開発したオープンソースのグラフ描画ユーティリティ「Graphviz」に対応。DOT言語で記述されたファイルをインポートできるほか、インポート時には4種類用意された表示スタイルから任意の形式を選択することが可能。
Windowsに多くのユーザを抱える作図ツール「Microsoft Visio」のサポートも強化、Professional版ではVisioのネイティブファイル(.VSD)のインポートが可能になった。Visioのステンシル(.VSS)とテンプレート(*.VST)もサポートされる。
OmniGraffle 5.0の動作環境はMac OS X 10.5 (Leopard)以降に限定されるが、ファイルの保存時に「Include Quick Look Preview」オプションをチェックすると、Quick Lookでのプレビューが可能になるなど、Leopardの新機能がサポートされている。