富士重工業は、10月24日に同社が発売したスポーツモデル「インプレッサWRX STI」の受注台数が、発売後約1ヶ月間(11月27日まで)で月販目標450台の4倍を超える1,867台となり、好調なスタートをきったと発表した。
「インプレッサWRX STI」は、インプレッサをベースに、専用開発のエンジンやサスペンション、独自のメカニズムを随所に採用した4WDスポーツモデル。歴代の同モデルはWRC(世界ラリー選手権)でも優秀な成績を残している。
受注内容に関して、同社は「 ユーザーの年齢層では30代ユーザーからの受注が約半数を占め、次に多い40代と合わせると受注総数の74.2%を占めている。50代以上のユーザーからの受注は11.5%。男女比率では、受注総数の97.6%が男性からの受注であった」としている。
ボディ色で最も人気が高いのは、テーマカラーであるダークグレー・メタリックで、全体の27.8%、ラリーカーをイメージさせるWRブルー・マイカが26.5%、次いでピュアホワイト13.5%、オブシディアンブラック・パール12.2%となった。
メーカーオプションの装着率は、ドライバーのサポート性に優れるレカロ製フロントバケットシートが56.3%、軽量で剛性の高いBBS製18インチ鍛造アルミホイールが31.1%、オーディオ一体型HDDナビゲーションシステム(SUBARU G-BOOK ALPHA対応)が14.3%であった。
また、2007年6月に発売されたスタンダードな「インプレッサ」も、発売以来、月販目標の2,500台を大幅に上回る平均約3,100台/月レベルの販売を続けている。同社では今後、WRX STIの投入によって完成した"新型インプレッサシリーズ"のさらなる受注の伸びを期待し、一層の拡販に努めていくという。