シグマは、デジタル対応ズームレンズ「APO 70-200mm F2.8II EX DG MACRO HSM」と、デジタル専用ズームレンズ「APO 50-150mm F2.8II EX DC HSM」の2本を発表した。両モデルともに超音波モーターHSM(Hyper Sonic Motor)を搭載し、シグマ用、キヤノン用、ニコン用が用意される。価格はAPO 70-200mm F2.8IIが14万2,900円(税別)、APO 50-150mm F2.8IIが10万9,600円(税別)。両レンズともに発売予定日は12月22日。
「APO 70-200mm F2.8II EX DG MACRO HSM」は、2006年6月に発売された「APO 70-200mm F2.8 EX DG MACRO HSM」の後継モデル。ELD(Extraordinary Low Dispersion:特殊低分散)ガラスを2枚から3枚に増やし、描写性能をさらに向上させた。前モデルに比べて重量が25g軽くなった。またこのレンズの発売に合わせ、前モデルは販売終了になる。
レンズ構成は15群18枚。絞り羽枚数は9枚、最小絞りはF22。フィルター径はφ77mm。最短撮影距離100cm、最大倍率1:3.5。フォーカス時に前玉が回転しないインナーフォーカス構造を取る。スーパーマルチレイヤーコートを採用し、フレア・ゴーストの発生を軽減した。サイズはφ86.5×184.4mm、重量は1370g。ケース、花形フード、三脚座が付属する。
「APO 50-150mm F2.8II EX DC HSM」は、2006年9月に発売された「APO 50-150mm F2.8EX DC HSM」の後継モデル。レンズの口径を広げ、光の進入角度を変えたことなどにより近接撮影時の描写性能を向上させたという。前モデル比で全長が5.1mm長くなり、重量は10g重くなった。前モデルは販売終了となる。
レンズ構成は特殊低分散ガラスを含む14群18枚。絞り羽枚数は9枚、最小絞りはF22。フィルター径は67mm。最短撮影距離は100cm。最大撮影倍率1:5.3となる。フォーカス時に前玉が回転しないインナーフォーカス構造。スーパーマルチレイヤーコートを採用し、フレア・ゴーストの発生を軽減した。サイズはφ76.5×140.2mm、重量は780g。ケースフードが付属する。