東芝は、「REGZA」シリーズのデジタルハイビジョンテレビ「19A3500」を発表した。発売は12月10日で、価格はオープン。推定市場価格は8万4,800円前後。

REGZAシリーズのパーソナルモデル「19A3500」

同製品は、20C2000の後継となる、REGZAシリーズのパーソナル向け小型モデル。画面サイズは1インチ小さくなったが、機能は従来モデルよりもアップしている。

まずは、レグザリンクへの対応。同社の発売するレコーダーVARDIAシリーズ、ノートPC「dynabook Qosmio」シリーズ、デジタルムービーの「gigashot」シリーズや、オンキヨー、ヤマハなどのオーディオシステムと連係動作させることが可能となる。

映像エンジンは「新メタブレイン・プロ」で、緻密感と立体感、階調連続性ある映像再現に加え、被写体の質感の違いを再現する高画質化処理「質感リアライザー」を採用している。これは、1シーンごとにヒストグラムを作成し、映像信号を構成する数百万の画素を補正することで色の陰影、濃淡などを鮮やかに表現するという。また、肌の質感を再現するとともに、雪のシーンなどの輝度の高い部分のわずかな白の違いや、夜の街並みの暗い画像などのわずかな黒の違いまで豊かに表現するとしている。

また、室内の明るさに応じて画面の明るさを変化させる「明るさセンサー」も搭載。日中でも夜間でも、同じように鮮明な映像を楽しむことが可能だ。パーソナルテレビらしく「めざましタイマー」「オフタイマー」機能や、ゲーム機を接続した場合の信号の遅延を抑える「新ゲームモード」も搭載している。

入力端子も、従来からのHDMI端子×2、D端子×1、コンポジット入力×3(内1系統はS兼用)に加え、PC用のD-sub15ピン端子を新たに搭載。アナログRGBでの接続も可能となった。

機能だけでなく、本体のデザインも大幅にリファインされた。なかでも、本体の厚さ62mmという薄型化を実現している(従来モデルの20C2000は115mm)。使用パネルの画素数は1400×900。アスペクト比は16:10となる。

主な仕様
視野角 上下左右160°
音声出力 3W×2(デジタルアンプ)
スピーカー 3.5cm×6cm(2本)
消費電力 58W
サイズ 460(W)×399(H)×207(D)mm
質量 6.1kg