Appleと組んで最初のiPhone提供事業者となった米AT&Tのトップが、シリコンバレーで開催されたある会議の中で、2008年にも3G対応iPhoneを提供するとコメントした。関係者の口から3G対応版のリリース計画が明言されたのは、今回が初めて。

これは、米Wall Street Journalを含む複数のメディアが米AT&T CEOのRandall Stephenson氏のコメントとして報道したもの。同氏はシリコンバレー中心部の米カリフォルニア州サンタクララにあるChurchill Clubで11月28日(現地時間)に開催されたイベントの中で、2008年のいずれかのタイミングで3G版iPhoneがリリースされると述べた。現在iPhoneはGSM対応版のみが用意されており、AT&Tを含む世界の4地域の事業者から独占販売が行われている。だがGSMは、米国でシェアの半数を占めるCDMA方式や、日本独自の2Gネットワーク網とは互換性を持たない。3G対応は通信速度の高速化とともに、iPhoneの日本上陸のための1つの鍵となる。