KDDI、沖縄セルラーは29日、PC向けのデータ通信定額プラン「WINシングル定額」を発表した。同じく29日発表となるコンパクトフラッシュ型データ通信カード「W05K」(京セラ製)専用のプランで、12月下旬からの同機種発売と同時に提供開始する。
「au買い方セレクト」に対応して2つのコースが用意され、「フルサポートコース」(2年以内の解約には解除料が必要)で利用した場合、基本使用料は月額3,150円。フルサポート契約期間が終了すると、自動的にシンプルプランの料金が適用される。パケット通信料金は1パケットあたり0.0525円で、72,000パケット(約9MB相当)以上の利用は3,780円の定額なので、1カ月あたり6,930円でデータ通信が使用できる。
端末の購入価格が21,000円高くなるが契約期間が自由な「シンプルコース」では、基本料金部分が月額2,205円となり、パケット通信料金は同じなので、1カ月あたり5,985円の定額となる。
au携帯電話とWINデータカードの両方を契約しているユーザーは、割引サービス「WINシングルセット割」を利用可能。これを適用すれば基本使用料が315円引きとなり、フルサポートコースは最大6,615円、シンプルコースは最大5,670円で利用できる。WINシングルセット割で基本使用料を割り引くのは、au携帯電話1回線につき、契約名義が同一のWINシングルサービス1回線まで。
au買い方セレクト | 基本使用料+パケット料上限 | WINシングルセット割適用時 |
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フルサポートコース | 6,930円 | 6,615円 |
シンプルコース | 5,985円 | 5,670円 |
PacketWIN/PacketOne対応インターネット接続プロバイダが利用可能。プロバイダとしてau one net(旧DION)を利用する場合、基本サービス料とパケットサービス利用料が別途必要となる。
また、2009年1月末までに同プランのフルサポートコースを契約した契約者を対象に、フルサポート契約期間中であってもシンプルコースの料金で提供するキャンペーンを行う。また、シンプルコースで契約した場合、2009年1月末利用分まで利用料金に応じたマンスリーポイントが付与される。
そのほか、KDDIまとめて請求で「WINシングル定額」を契約したユーザーを対象に、固定電話料金に1,575円(インターネット利用料・モデムレンタル料込み)を追加することでADSL10Mサービスを利用できる「ADSLセット料金」を、2008年2月1日より提供開始する。
W05K(京セラ製) |
「W05K」はEV-DO Rev.A方式に対応したコンパクトフラッシュ型のデータ通信カードで、同方式のエリアにおいては、下り最大3.1Mbps/上り最大1.8Mbpsでの高速通信が可能。他の地域においては、CDMA 1X WIN対応エリアでは下り最大2.4Mbps/上り最大144kbps、CDMA 1X対応エリアでは下り最大144kbps/上り最大64kbpsの通信速度となる。実売価格は、フルサポートコースで新規契約の場合、1万円程度になる見込み。
通信の種類(プロトコル)や使用するソフトの種類による制限はないが、周囲の回線が混雑している状況で大容量のデータ送受信を行う場合や、一定時間あたりの通信量によっては、速度制限や切断が行われる場合があるという。対応OSは、日本語版のWindows 2000 / XP / VistaおよびPocketPC。
適用回線 | CDMA 1X WIN/CDMA 1X 方式 |
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形状 | CFカードインタフェース |
寸法(W×H×D) | 約43mm×約73mm×約4.9mm(最厚部11.4mm) |
質量 | 約30g |
対応OS | Windows 2000 / XP / Vista、PocketPC |
使用電源 | DC3.3V±5% (PC/PDAカードスロットより供給) |