アクト・ツーは27日、子供向けドローイングソフト「キッドピクス 英語版」の販売を開始すると発表した。動作環境はMac OS X 10.1.5以降、PowerPC G3以上またはIntel製CPUを搭載したMacintoshシリーズが必要。パッケージ価格は5,800円を予定、近日中に予約受付が開始される。

販売される製品は、2002年以降Mac版を開発するSoftware MacKiev社による「Kid Pix Deluxe 3」。旧バージョンの基本機能を引き継ぎつつ、写真 / 音楽のインポートや動画のエクスポートなど、iPhotoやiMovieなどの"iアプリ"との連携機能が強化されていることが特徴。アクト・ツーからは当初英語版が発売されるが、日本語化作業も進めているとのこと。

キッドピクスの歴史は、Craig Hickman氏が1989年に公開したMacintosh用フリーウェアにさかのぼる。1991年には、LodeRunnerやChoplifterなどのゲームタイトルで知られるBroderbund社によりパッケージ化、カラー対応や効果音の導入も手伝いヒット製品へと成長した。90年代半ばには、Macintosh Performaシリーズに同梱されたこともある。その後日本では、インタープログ社が「キッドピクス3 for Windows」などの製品を販売していたが、ライセンス元との契約が完了した2005年以降は日本語版の販売は行われていなかった。

あの「キッドピクス」が日本に帰ってくる