Mozilla Foundationは26日(米国時間)、WebブラウザFirefoxの最新版「Firefox 2.0.0.10」をリリースした。対応プラットフォームはWindowsとLinux、Mac OS X。脆弱性の修復が目的のセキュリティリリースであり、Mozillaではすべてのユーザに対し早急なアップデートを呼びかけている。

Mozilla Foundationセキュリティアドバイザリの報告によれば、今回のリリースにおける修正箇所は3件。window.locationプロパティに競合状態を発生させユーザの意図しない動作を引き起こす問題 (MFSA 2007-39)、ある状況下で生じるメモリ破損を悪用した任意のコードが実行される問題 (MFSA 2007-38)、「jar:」URI処理時のエラーを悪用したクロスサイトスクリプティング攻撃の危険性 (MFSA 2007-37)は、いずれも重要度が4段階中2番目に高い「Critical」に分類されている。