イー・モバイルは26日、HSDPA方式を利用した無線データ通信サービス「EMモバイルブロードバンド」の最大通信速度を、現在の倍にあたる7.2Mbpsに高速化すると発表した。提供開始日は12月12日で、利用には専用の対応機種が必要となる。月々の利用料金は従来から据え置く。
対応機種を利用した場合、受信(下り)の最大通信速度が現在の3.6Mbpsから倍の7.2Mbpsとなる。送信(上り)の最大速度は384kbpsで変わらない。開始時に対応するのは、札幌市近郊、仙台市近郊、東京23区近郊、横浜市近郊、千葉市近郊、さいたま市近郊、名古屋市近郊、京阪神の各人口密集地および、広島・福岡都市部の各エリアで、順次拡大する。
対応機種第1弾はUSB接続のデータ通信ユニット「D02HW」(Huawei Technologies製)で、Windows 2000/XP/VistaおよびMac OS X 10.3.7以降に対応する。従来モデル「D01HW」のアップデートでは対応できないといい、7.2Mbpsでの利用には新機種が必要となる。これまで他の機種を利用していた加入者には新機種の単体販売も行い、SIMカードを差し替えることで、契約はそのままで新機種を利用できる。
D02HWの価格はオープンプライス。同社オンラインストアでの価格は、新規加入時は契約期間によって異なり、「ベーシック」で契約する場合33,980円、「いちねん」または「新にねん」で契約する場合9,980円。単体販売時の価格もオープンプライスだが、ベーシック契約時と同じ33,980円が参考価格として示されている。