NTTドコモは22日、同社の携帯電話の契約者向けに提供している、無料の会員制サービス「ドコモプレミアクラブ」のポイントプログラムを拡充し、月々の料金を多く支払っている契約者だけでなく、継続利用期間の長い契約者についても、ポイントが多く付与される上級会員の資格を提供すると発表した。2008年4月1日以降の年度で適用する。

ポイント獲得率の変更イメージ

同社の契約者は、毎月の利用額105円 (各種割引サービス適用後の基本使用料・通話料・通信料) につき1ポイントが付与され、100ポイントを100円として、携帯電話などドコモ商品の購入や故障修理の支払いに充当できるほか、景品との交換にも利用できる。

「ドコモプレミアクラブ」は、このポイントサービスの優待サービスで、入会すると携帯電話などの年間利用額に応じてより多くのポイントを獲得することができる。前年度の利用額が月額平均8,400円未満の「1stステージ」会員の場合、105円の利用につき2ポイントが付与されるが、月額平均20,900円以上の最上級「プレミアステージ」会員には105円あたり5ポイントが付く。

2008年4月1日からは、利用料金だけでなく継続して契約している期間も会員ステージの決定条件に含まれ、5年以上の継続利用者は月額平均が8,400円未満でも「2ndステージ」会員(105円あたり3ポイント)に、同8年以上は「3rdステージ」会員(同4ポイント)に、同10年以上は「プレミアステージ」(同5ポイント)会員になれる。さらに、継続利用期間が10年以上かつ月額平均が20,900円以上の場合、ステージ名は同じ「プレミアステージ」だが、従来よりさらに多い同7ポイントの獲得率となる。

8月から導入した割引サービス「ファミ割MAX50」「ひとりでも割50」に加入すると、従来の長期利用割引(ファミリー割引+新いちねん割引)では10年超の継続利用が必要だった50%の割引率が1年目から適用されるため、これまで長期にわたってドコモの携帯電話を利用していた契約者に対する新たな優遇策が求められていた。