たばこと塩の博物館では11月23日~2008年1月14日まで、幕末の世相を描いた浮世絵や古写真などを紹介する特別展「幕末ニッポン ~ハリスと黄昏の大君の都~」が開かれる。
2008年は日本が本格的に開国に踏み出すこととなった、日米修好通商条約(1858年)からちょうど150年目に当たる。当時は、同条約の締結以降様々な文物が日本に流入し、多くの外国人が来日した。そんな中、尊王攘夷という思想の下で反幕府運動が広がる一方、西洋の進んだ文化や知識を得ようとする気運も上がり、外国への関心も高まっていたという。
本展では、初代駐日総領事を務めたタウンゼンド・ハリスに関する資料のほか、幕末の世相を描いた浮世絵や幕末の状況を写した古写真、さらに新発見の資料である「文久日記(文久年間における桑名藩士の江戸滞在記録)」などを中心に、激動する"幕末ニッポン"の世相を紹介する。
会期中は、関連講演会や落語、映画「幕末太陽傳」の特別上映も予定されている。 入館料は一般・大学生は100円、小学・中学・高校生は50円。開館時間は10時~18時(入館は17時30分まで)。休館日は毎週月曜日と年末年始(12月29日~1月3日)。