現在大ブレイク中の女優・ガッキーこと新垣結衣(19)がヒロインを演じる映画『恋空』(こいぞら)の大ヒットを記念して、キャスト・スタッフが一日で全国行脚する「大ヒット御礼キャンペーン」を実施、東京・池袋HUMAXシネマズ4でそのゴールを飾る舞台挨拶が行われた。

この日映画を観に来場した観客と一緒に記念撮影

映画の原作である『恋空』は、Yoshiの著作『Deep Love』の大ヒットなどで一躍話題となった「ケータイ小説」のひとつ。プロの書き手ではなく一般人である著者・美嘉がケータイサイト・魔法のiらんどにアップした波乱万丈の実話を元にした物語で、中高生を中心に大量の読者を獲得すでに書籍も100万部を超えるなど各メディアで大ヒット中のコンテンツだ。

日本縦断キャンペーンを行ったのは、ヒロイン・美嘉役を演じた新垣結衣、その恋人役・三浦春馬(17)、そして監督の今井夏木。福岡・札幌と周り最後に東京に向かった彼女ら、空港から渋滞に巻き込まれながらもなんとか5分前に会場に到着し、舞台挨拶は無事スタート。お疲れではないですか? との質問に「ちゃんと飛行機の中で寝たので大丈夫です(笑)」とガッキースマイルを見せた。

「沖縄や東京の友達から観たよと連絡が来ます」とガッキー

観客動員数160万人突破したとの知らせに「具体的な数字を聞いてもまだ実感がわかないですが、たくさんの人に観てもらってるようで、ありがとうございます。あ、でも福岡で舞台挨拶を行ったときに、観るのが2回目のお客さんがいたんです」とガッキーが話すと、会場から「3回目です!」と声があがる場面も。その後4回目の観客まで現れ、ヒットの一因はリピーターの多さにあるのか とそのファンの熱烈ぶりを垣間見た。

左から三浦春馬、新垣結衣、今井夏木監督

最後にこれからこの作品を観る観客に「この作品をみて大切な人をもっと大切に思ってくれるとうれしいです」と呼びかけて締めくくった。

この日は木枯らし1号が吹き荒れた東京だったが、会場の中だけは多数のカップルで終始暖かいムードに包まれ、映画が終わると号泣したカップルが続出、改めて『恋空』効果の凄さを見せ付けられた。クリスマスシーズンに向けて、二人の気持ちを盛り上げるにはうってつけの映画なのではないだろうか。