東京国立近代美術館 工芸館では12月14日より、造形世界の魅力を紹介する「工芸の力―21世紀の展望」展を開催する。期間は2008年2月17日まで。

高見澤英子 《Flower Shell》2004年

陶、ガラス、染織、漆、金属などの工芸の素材で創る造形世界は、さまざまな造形分野からも高い関心が寄せられている。とりわけ近年では工芸と美術の中間的 領域の作品も多く生み出され、その「工芸の力」により新しい世界を構築しつつある。

田口善明 《青貝蒔絵飾箱「緑葉」》1989年

同展では「工芸の力」を現代美術を読み解くひとつのキーワードとしてとらえ、新しい造形を生み出す14名の作家の活動を通して21世紀の工芸世界を展望する。

開館時間は午前10時~午後5時(入館は閉館30分前まで)。休館日は毎週月曜日(12月24日、1月14日、2月11日は除く)/12月25日/1月15日/2月12日/年末年始(12月29日~1月1日)。観覧料は一般300円、大学生180円、高校生90円。なお、無料観覧日は1月2日、1月 6日、2月3日となっている。