トキナーは、APS-Cサイズのデジタル専用のマクロレンズ「AT-X 35 PRO DX 35mm F2.8 MACRO」と、広角ズームレンズ「AT-X 116 PRO DX 11~16mm F2.8」を発表した。両レンズともに、キヤノン用、ニコン用のマウントが用意されている。ニコン用はレンズ内モーターを搭載していないため、ニコンD40とD40xはマニュアルフォーカスのみ使用可能となる。AT-X 35の価格は7万1,400円、発売予定日は12月下旬。AT-X 116の価格は9万4,500円、発売予定日は2月下旬。
「AT-XM35 PRO DX 35mm F2.8 MACRO」は、2007年3月に開催された「フォトイメージングエキスポ(PIE)2007」にて、モックアップが公開されたマクロレンズ。等倍までの接写が可能で、フォーカス域の制限を行うリミッターレバーを備える。等倍撮影時のワーキングディスタンスはレンズ鏡枠端面から14.3mm(専用フード装着時には6.3mm)を可能とする。
レンズ構成は8群9枚。絞り羽枚数は9枚、最小絞りはF22。フィルター径52mm。最短撮影距離0.14m、最大倍率1:1。サイズはφ73.2×60.4mm、重量は340g。ピントリングを手前側にスライドさせるだけで、AF-MFの移行が可能な「ワンタッチフォーカスクラッチ」を搭載。専用メタルフードが付属する(ニコンマウント仕様データ)。
「AT-X 116 PRO DX 11~16mm F2.8」は、ズーム全域でF2.8の明るさを可能とする広角ズームレンズ。広角ズームレンズで好評を得ているAT-X124 PRO DXのデザインと操作性を継承したという。
レンズ構成は非球面レンズと超低分散ガラスを含む11群13枚。絞り羽枚数は9枚、最小絞りはF22。フィルター径は77mm。最短撮影距離は0.3m。最大撮影倍率1:11.6。フォーカス時に前玉が回転しないインナーフォーカスを採用。サイズはφ84×89.2mm、重量は560g。ピントリングを手前側にスライドさせるだけで、AF-MFの移行が可能な「ワンタッチフォーカスクラッチ」を搭載。花形バヨネットフードが付属する(ニコンマウント仕様データ)。