三菱電機は15日、新形態ハンドドライヤー「ジェットタオルプチ」を発表した。発売は12月20日を予定しており、価格は5万9,800円(税抜)。

「ジェットタオルプチ」は、同社が独自に開発したジェット風式技術を採用したハンドドライヤー。据付面が直径約15cmというコンパクトボディにより、洗面台カウンター設置が可能となったことで、従来は設置が難しかった小規模なオフィスや店舗などにも対応する。また、手を洗ったその場で利用可能となっており、床に水滴がたれないなどのメリットを生んでいるという。

「マルチワイドノズル」。工夫されたノズルの配列により、水滴のはね返りも防ぐ

「ジェットタオルプチ」設置イメージ

同製品は、風によって手から離れた水滴を洗面ボウル内に直接落とす方式により、水受けタンクの掃除や水捨ての手間がないことも特長。また、新設計の「マルチワイドノズル」を採用し、毎秒140mの高速風でスピード乾燥を実現させるという。さらに、ペーパータオルから切り替えることで「ランニングコストの低減にもつながる」(同社広報)としている。

なお、今回発売された製品は中小飲食店や小規模オフィス向けとなるが、「今後は製品の低騒音化に取り組み、家庭用についても新しい商品づくりを検討していきたい」(同社広報)としている。