Appleは14日(米国時間)、写真管理ソフト「iPhoto '08」の最新アップデータを配布開始した。対応プラットフォームはMac OS X 10.4.9以降、iPhoto 7.1とiLife Support 8.1.1が導入済の環境が必要。アップデータの適用によりiPhotoはバージョン7.1.1に更新され、Mac OS X 10.5(Leopard)との互換性が向上するほか、安定性が改善される。
同日Appleは、プロフェッショナル向け製品「Final Cut Studio 2」を構成するアプリケーションも一斉にアップデートした。対象はFinal Cut Pro 6とMotion 3、Sound Track Pro 2とColor 1、DVD Studio Pro 4とCinema Tools 4、そしてCompressor 3の計7点。いずれのアップデータも、動作環境にはMac OS X 10.4.11とMac OS X 10.5が指定されている。
個別の変更点としては、HD映像のサポート強化が挙げられる。新しいFinal Cut Pro 6.0.2では、SONY XDCAM EXシリーズおよびHVR-V1 HDVを新たに対応機種として加えたほか、AVCHDフルHD(1920×1080ピクセル、インターレース)と、フレーム間圧縮を行わないH.264準拠の放送制作用コーデック「AVC-Intra」をサポートした。DVD Studio Pro 4.2.1では、NTSC HDプロジェクトで再エンコードなしにHDVおよびH.264フォーマットを扱えるようになった。