シグマは、APS-Cサイズデジタル専用の魚眼レンズ「10mm F2.8 EX DC FISHEYE HSM」と「4.5mm F2.8 EX DC CIRCULAR FISHEYE HSM」の2本を発表した。両モデルともに、超音波モーターHSM(Hyper Sonic Motor)を搭載し、シグマ用、キヤノン用、ニコン用のマウントが用意されている。10mm F2.8の価格は9万500円、発売予定日はシグマ用、キヤノン用が12月初旬、ニコン用が12月下旬。4.5mm F2.8の価格は11万4,300円、発売予定日は未定。
「10mm F2.8 EX DC FISHEYE HSM」は、APS-Cサイズ撮像素子のデジタル一眼レフカメラ専用の魚眼レンズ。画角はキヤノン用167°、ニコン用で180°、シグマ用で154°。レンズ後部に差し込み式のゼラチンフィルターを備える。
レンズ構成は7群12枚。絞り羽枚数は7枚、最小絞りはF22。フィルター径は後部に差し込み式(ゼラチンフィルター)。最短撮影距離13.5cm、最大倍率1:3.3を達成し、被写体に1.8cmまで寄ることが可能。スーパーマルチレイヤーコートを採用し、フレア・ゴーストの発生を軽減した。サイズはφ75.8×83.1mm、重量は未定。フォーカスリングを回すだけで、ピントの微調整ができるフルタイムマニュアルフォーカスを搭載。
「4.5mm F2.8 EX DC CIRCULAR FISHEYE HSM」は、デジタル専用では同社初の円周画像(画角180°)を実現した魚眼レンズ。F2.8の開放値を持ち、天体写真やオーロラの撮影など、暗い被写体を短い露光時間で捉える事が可能だという。
レンズ構成は特殊低分散ガラスを含む9群13枚。絞り羽枚数は6枚、最小絞りはF22。フィルター径は後部に差し込み式(ゼラチンフィルター)。最短撮影距離は13.5cm。最大撮影倍率1:6となる。フォーカス時に前玉が回転しないインナーフォーカスを採用。スーパーマルチレイヤーコートを採用し、フレア・ゴーストの発生を軽減した。サイズはφ76.2×77.8mm、重量は470g。フォーカスリングを回すだけで、ピントの微調整ができるフルタイムマニュアルフォーカスを搭載。