フィンランドNokiaは13日(現地時間)、ベータとして提供してきた携帯電話向けウィジェットの「WidSets」を正式にプラットフォームとして提供することを発表した。検索など機能強化を行ったほか、広告モデルも提供する。専用Webサイトより無料でダウンロードできる。
WidSetsは同社が1年前にベータ版として公開したインターネットサービス。RSSリーダーを利用して、Webブラウザを経由することなくリアルタイムで最新のオンラインコンテンツを入手できる。
正式版では、使い勝手、ローカライズなどで機能強化を図った。新機能「Explore」はウィジェットを発見するもので、ダイナミック検索、推奨ウィジェットのフィルタリング、タグやカテゴリからの検索が可能。ウィジェット作成ツールも強化、迅速かつシンプルにウィジェットを作成でき、パーソナライズ機能も増やした。
また、企業向けに広告モデルも提供、広告主は自社顧客と双方向でやりとりができるという。たとえば、映画ウィジェットの場合、ユーザーが都市を選択すると、どの映画館でどんな映画を観賞できるのか、席に空きはあるかなどの情報を提供するといったことが実現するという。
WidSetsは、NokiaおよびNokia以外のJava対応携帯電話で利用できる。Nokiaによると、対応機種は300種以上という。公開以来、すでに300万人以上のユーザー登録があったという。