テルモは12月1日、朝・夜それぞれの測定値のメモリーと平均値を表示できる機能を搭載した「テルモ電子血圧計P321」を発売する。価格はオープンで、全国の薬局、ドラッグストアにて販売する。

テルモ電子血圧計P321

家庭血圧の測定は、白衣高血圧や仮面高血圧、早朝高血圧、夜間血圧の変動など、多くの情報が得られることから医師診断の一助となることが知られているが、日本高血圧学会の「家庭血圧測定条件設定の指針」によれば、(1)朝晩それぞれ少なくとも1回は測定する、(2)できれば連日測定する、(3)できるだけ長期間測定する、(4)朝、晩のある期間に渡る平均値を用いてそれぞれ個別に評価する、などが推奨されている。

朝・夜それぞれの血圧値・脈拍値・日時を60 回記憶できる

そこでP321では、「朝メモリー」「夜メモリー」をそれぞれアイコン化することで、朝・夜それぞれの血圧値・脈拍値・日時を60回記憶。さらにそれぞれの平均値を表示することで、家庭血圧の測定を指針に沿って行えるよう工夫されている。また扱いやすいよう液晶表示を大きくし、押しやすいスイッチにするなど、シンプルで暮らしになじむデザインとなっている。

本体の大きさは146(W)×83(H)×113(D)mm。重さは本体343g、腕帯約160gとなっており、測定可能な腕周囲は約22cm~32cm。単3形乾電池4本で駆動し、連続で200回使用可能という。